インゲブリクトセンが世界新記録を樹立することは滅多にない
【パリ(AFP)】金曜日、パリで開催されたダイヤモンドリーグ大会で、ノルウェーのオリンピック1500メートル優勝者ヤコブ・インゲブリグセン選手が、2マイル以上の驚くべき世界新記録を樹立した。
発行日: 09/06/2023 - 21:32
22歳の彼は、オリンピック距離としても世界距離としても認められていない、滅多に行われないこの大会で7分54秒10という驚異的なタイムを記録した。
このタイムは、1997年7月にベルギーのヘクテルでケニア人のダニエル・コーメンが記録した7分58秒61という過去最高記録を破った。
ハイレ・ゲブレセラシエ、モー・ファラー、エリウド・キプチョゲといったランニング界のレジェンドたちの懸命の努力にもかかわらず、インゲブリグツェンはコメンに次いで3,218メートルを8分以内で走破した2人目の選手となった。
ペースセッターのブノワ・カンピオンが見事に先導したこのフィールドは、スタッド・シャルレティの騒々しい観衆と、選手が自分のペースにうまく適応できるようにする、トラックの内側に設置された動く照明であるウェーブライト・テクノロジーを最大限に活用した。
インゲブリグツェンが残り2周半でリードを奪い、2番目のペースセッター、キュンベ・ムングティがライトの頭に手を振りながらアウトした。
すでに室内1500メートルの世界記録保持者であるインゲブリクトセンは、独走でミスをすることなくゴールラインを駆け抜け、コメンのこれまでのベストを破り、8月にブダペストで開催される世界選手権に臨むライバルたちに重大な警告を与えた。
「この記録を達成できたことは素晴らしい気分です。これは私にとって初めての屋外世界最高記録です」とインゲブリグツェンは語った。
「最終的なタイムには少し驚きました。観客は素晴らしかったです。彼らの助けがなかったら、もっと難しかったでしょう。」
© 2023 AFP